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■ Babying too much 

 


 真夜中にふと、目が覚めた。別に魘されたわけではなく、何か、呼ばれたような気がして。すぐ後ろから穏やかな寝息が聞こえる。枕にしていたのはずっと憧れていた『伝説の傭兵』の逞しい腕。
 ゆっくりと寝返りを打って、彼を見つめる。笑うと少し、目尻と口元に笑い皺の出来る、彫の深い顔立ち。昨夜剃ったばかりなのに、浅黒い顔にはもうチラホラと無精髭が浮き始めている。そっと手を伸ばしてそのザラザラした感触を指先で確かめると、彼はむにゃむにゃと何か寝言を言った。
 ちょっと悪戯をするような気分で、顎から首筋、胸元へと指を滑らせてみる。ベッドサイドの弱い灯りに照らされる彼の、丹念になめした皮鎧を思わせる艶やかで張りのある肌は――――傷だらけだった。ひとつの傷痕を指で辿ると、その傷が終わらないうちにすぐ、次の傷に行き当たる。銃創、火傷、切り傷……拷問の跡まで。数え切れないほどの死線を潜り抜けてきた証。
 彼がVRを軽蔑した理由が、今ならよく判る。傷つくのも傷つけるのも、ゲーム感覚でやっていい事ではないのだと。たとえ訓練が仮想空間で行われても、その目的は……実際に、人を傷つけることだ。中途半端な気持ちでしていいことではない。
 ―――――くだらん殺戮に手を貸すのは、これで終わりにしろ。
 あの時、彼はそう言った。こんなことは自分だけでもう沢山だと。世界を変えるほど自惚れてはいないと言う彼の背中はそれでも、まるでたった一人で世界を守ろうとしているように見える。
「…ぅん? 何だ……怖い夢でも見たか?」
 視線を感じたのか、スネークが目を覚まして寝惚け眼で俺を見た。小さな子供をあやすように大きな掌で俺の肩をぽんぽんと叩いて、ぎゅっと抱き寄せる。
「大丈夫だ……俺がいるだろ……?」
 そう言って俺の髪を信じられないくらい優しく撫でながら、小さな鼾をかき始める。俺が魘されるといつも、彼はそうやって宥めてくれて。そのあとは朝までぐっすり眠ることが出来た。子供扱いされるのはやはり悔しいけれど……とても安心する。
 スネークは何か、俺に対して単なる愛情とか性欲とかだけではなく庇護欲と――――償いのようなものを感じているらしい。子供を作れない彼にとって、自分と同じ遺伝子を持つ男に育てられ過酷な幼少期を強いられた俺は、自分の子供であると同時に自分の犠牲になった者だと考えている節がある。
 ――――彼は何も、悪くないのに。
 傷だらけの分厚い胸板に、そっと覆い被さる。穏やかな心臓の鼓動に耳を澄ます。
『彼の身体は死に掛けているんだ……ゆっくりと』
 この前スネークがフィランソロピーのアジトで睡眠発作を起こしたとき、オタコンが辛そうにぼそりと呟いた言葉を思い出す。ビッグシェルの時は知らなかったから、「暢気なものだ」なんてそれこそ暢気に思っていたが。最近少しずつ、間隔が短くなっているようで気が気でない。
老いたビッグボスの体細胞から不条理に生み出された命。生まれながらに既に老いているということ。誰でもいつかは死ぬと判っていても、自分の寿命がほぼ確実に他の人間よりも短いというのは、どんな気持ちだろう。
 強くなりたい。
 そのまま頬を摺り寄せ、彼の匂いを嗅いだ。汗と硝煙と……煙草の匂い。それは不思議に、日向の匂いに似ている。干したてのシーツのような。
 早く、彼を支えることが出来るように――――彼を守ることが出来るようになりたい。
 もう一人で戦わなくてもいいんだと言えるように。
 戦うのをやめてくれとは、きっと、言えないから。
「何だ……寝た子を起こす気か?」
 スネークが目を閉じたまま喉で笑って、しがみついていた俺の頭を抱き寄せた。そのまま顎を掬い上げられ、ゆったりとまどろみのような口付けを交わす。
「……眠れないのか?」
「いや、ちょっと目が覚めて――悪戯したくなっただけだ。大丈夫。別に魘されたワケじゃない」
 僅かに曇った彼の表情に、俺は慌てて微笑を浮かべた。
「悪戯? 楽しい悪戯なら、大歓迎だがな」
 背中を抱き寄せられて、俺は腕を回し今度は自分から口付けた。唇と同時にスネークのモノに当たっていた太腿をゆるく動かして刺激すると、彼もニヤリと笑ってやり返してくる。キスの温度が上がるにつれて、それは腰全体をぶつけ合うような激しいものになっていく。
「『疲れた』って言ってたくせに、元気じゃないか」
 今日のVRは俺の苦手なものばかりで。なかなかスネークと同じくらいのスコアが出せず、ムキになってやったから疲れてしまって『今日は勘弁』と早々に寝入ってしまったのだ。でも。
「ん。疲れてる、けど――したい。でもキツイのは嫌だ」
「ワガママな奴だ」
 スネークはそう言うと俺の身体をくるりと裏返して、後ろから抱き込んだ。掌で俺のモノを包み込んでゆるゆると揉みながら、もう一方の手で何も纏っていない太腿や脇腹を撫でていく。
「ん……ふ…ぅ……」
 尾てい骨の少し上の感じるところを吸い上げられ、ぞくりと走った快感に思わず身を竦めると、腰の辺りを彷徨っていた指が双丘の狭間にそっと忍び入ってきた。
「…ぅん……っ…」
 グッと押し付けられたけれど、まだ何の潤いもないそこは意に反して彼の指を拒む。スネークは慌てるでもなくそろりとそこを撫で回してから、指で押し拡げて自分のモノをあてがった。
「え…っ?」
 まさかそんな。いくら慣れてても入るわけがない。
「大丈夫だ。まだ入れたりしない」
 ククッと笑って、スネークは驚いて身を硬くした俺の肩甲骨の窪みに口付けた。先走りをぬるりとなすりつけながら、ゆっくりと。大きな掌が俺の腰を掴んで、前後にくゆらせる。熱を帯びて硬く膨張し始めた肉棒が、敏感な粘膜を掠めて狭い尻肉の間を行き来する。クチュクチュと自分の股間の前後で聞こえる、いやらしい音。
「…ん…ん…は、ぁ……」
 散漫な動きに、もどかしい快感がひたひたと込み上げてくる。物足りないけれど、もっとずっと続いて欲しいような。
いつの間にか俺はきつく膝を擦りあわせ、自分で腰を揺らしていた。腰を掴んでいた掌が、固くしこり始めた乳首を悪戯に弄ぶ。その度に思わず後ろに尻を突き出すと、挟み込んだ彼の欲棒が膨らみ始めた俺の双球の根元を押し潰してきて――たまらない。
「…や、ん…っ…」
 俺は悪戯を繰り返す指を掴んで、少しでも仕返しをしようと唇に含んだ。大きくて無骨で、古傷だらけで不恰好で――でもとても器用で、優しい指。
「ん、んぅ……ふ……はぁ…ん……」
 ――――この指も、好きだ。
 彼のモノにするときと同じように舌を絡め、口に含んで強く弱く吸い上げる。チュウチュウと音を立ててしゃぶると、もう一本増やされた。意図に気づいて、俺は彼の手首まで滴るほどに一心に唾液をまぶした。
「ぁん…っ…」
 息をつくために口を開けた瞬間に、指が離れていく。何だかもう少し咥えていたくて身を捩って振り返ると、深い口付けに目が眩んだ。
 互いの唇を貪りあう間に、俺の唾液でしとどに濡れた指が再び、双丘のあわいに差し入れられる。今度は撫でるだけじゃなく、明確な意図を持って。濡らされ擦り上げられて綻び始めた蕾を、ゆっくりとしかし力強く抉じ開けていく。
「ひ、ぁ…っ…」
 気持ちいい、けど、やっぱり馴染むまでは少し辛い。判ってはいても反射的に身を竦めた俺を宥めるように、股間と背中への愛撫が再開される。節くれ立った指でゆるゆると扱かれ、先走りの蜜を溢れさせている先端を気まぐれに擽られる。背中のそこここに所有の証を付けられるのをぼんやりと感じながら、俺は自分の手で口元を押さえ、息を乱して喘いだ。
「ぅ、あ……あぁ…は…ぁ」
 2本目の指が埋まり込むのと同時に、膨らんですっかり剥きだしになった先端を絞り上げられて一気に欲望が高まる。俺は腕を後ろに回して指先でたどたどしく彼のモノをまさぐった。探し当てたソレは俺のと同じように蜜を零して熱く硬く怒張している。雁首を人差し指と中指で挟むようにして扱くとヒクヒクと反応して、彼も感じているのだと思うと何だか幸せな気分になった。
「…も、ぅ…いい……早…く……」
 しばらく互いを高めあって3本目の指も難なく飲み込めるようになったときには、俺はもう我慢出来なくなっていた。スネークのモノを扱いていた指を離して彼の腰を引き寄せると、敏感な蕾を掻き乱して解していた指が引き出されて、尻肉をグイと押し広げる。更なる快楽の予感に、俺は浅く息を吐いて身体の力を抜いた。
「ふ、…あぁあ…っ!」
 大きく張り詰めたものが、狭い肉を抉じ開けてにじる様に這入ってくる。
「あぁ……あぁ……はぁぁ……」
 スネークが俺の腰を掴んで、前後に揺さぶるたびに。少しずつ、奥へ。奥へと。侵される。満たされる。
「雷電……」
 根元まで完全に収まると、スネークは一旦動きを止めた。ゆっくりと、しかし強い力で抱き締められる。それはとても幸せな瞬間。
「…ス、ネーク……」
 俺は彼の腰に腕を回し膝を絡めて、彼を更に引き寄せた。全身をぴったりと重ねて、互いの鼓動を自分のもののように感じる。身の内に感じる彼の肉棒も、彼の掌に包まれた俺の欲望も、同じ呼吸で期待に震えている。
 どちらからともなくゆるゆると腰をくゆらせ始めると、小さな水音と同時に蕩けるような快感が湧き上がる。打ち込まれ奥深くの弱いところを亀頭に優しく擦り上げられるたびに、「愛してる」と囁かれているようで。
 どちらも寝転がったままだから、激しい動きは出来ない。でも、そのもどかしさと、身体中に感じる彼の肌の熱が心地よくて、このままでもいいかと思ってしまう。指先を大きく拡げて、俺の肩や首や胸や腰を柔らかく撫で擦るスネークの温かい掌の感触に俺はうっとりと目を閉じた。
 何だか、あやされているみたいだ。
 確かにこれはセックスで、絶頂へと昇りつめて行く最中だけれど、同時にゆりかごの中で揺すられているような、このまま眠りに堕ちてしまいそうな安堵感があった。
「…ん…ん…ぁ、ん……」
 俺はスネークの腰を引き寄せていた手で今度は自分の尻肉を掴んで拡げた。きつい注挿が少しだけ楽になり、淫らにうねる肉が怒張した彼のモノを更に奥へと招き入れる。でもそうすると、それまでぴったりくっ付いていた互いの太腿が離れてしまう。それも嫌で俺は、自分の尻とスネークの腰骨を交互に慌しく掴んでは離した。
「ん、んっ、う、んっ」
「? 何だ、こうか?」
 見かねたスネークが大きな掌でグイと押し広げ根元まで突き入れたまま、ぐりぐりと深いところを掻きまわす。俺は彼の腰に爪を立てて仰け反り、喘いだ。双丘に彼の叢がゴワゴワと擦れる痛みさえも快感だった。
「…っああ! そ、こ……いぃい…っ…」
 全身が瘧のように震え、ビクビクと跳ね上がる。脹脛を忙しなく絡め直し、俺のモノを包んでいるスネークの手首を掴んで、俺は戦慄く唇を噛み締めた。
「はっ…も…っ…あぁ……い、く…ぅ…」
「いいぞ、俺も……ああ、最高だ…っ…」
「あ、っあ、ん、ん―――――――っっっ!!」
 殆ど同時に、俺達は全身を硬直させ、絶頂に達していた。スネークが2、3度、小さく、しかし更に強く腰を押し付けてくる。奥深くで彼の肉棒がびくびくと撥ね、熱く濃いものを撒き散らすのを感じながら、俺も彼の掌の中にジュクジュクと白濁した欲情を溢れさせていた。

 

 

 ようやく息を整え長い長いキスを交わした後で、思わず笑みが零れる。
「何か――枯れた夫婦みたいだったな」
「おかげでキツクなかったろうが。まあ、俺も今日はちょっと疲れてたしな」
 スネークは笑いながら俺のうなじに軽く口付けると、少し身体を起こして枕元に置いてあった煙草に手を伸ばした。
「そうなのか?」
「ああ。年甲斐もなく張り切っちまった」
 彼は今日のVRでもいつも通り飄々としていて余裕たっぷりに見えたから、俺はムキになって頑張ってしまったのだ。だからその言葉は何だか少し意外だった。
「まだまだお前に、現役を譲るわけにはいかんからな」
 そう言ってスネークは自嘲気味に笑った。その言葉の意味に気付いて、胸が痛くなる。
 それはつまり、俺を実戦に出したくないということ。危険な目に会わせたくないということ。
 大切だと、いうこと。
「――――少し位、譲ってくれてもいい」
 俺は身体を起こし、傷だらけの厚い胸板に額を当てて呟いた。彼の気持ちはよく判るし、涙が出るくらい嬉しい。でも、俺の気持ちも判って欲しい。少しでも、彼の力になりたい。
「――――まだ、ダメだ」
「ん――わかってる」
 俺はまだ、彼には勝てない。単に反射神経やスピードだけのミッションなら、今でも殆ど引けはとらない。だが、経験や推理やその場にある様々なものを利用しなければいけない条件ではまだ、まったく相手にならないのだ。そして実際の任務では、そちらの方が重要になる。
 未熟なままで出て行っても彼に心配をかけるだけで余計に足手纏いになるのは判っていたから、俺は唇を噛んで頷いた。
 俯いた俺の顎を掬い上げて、力強いキスが降りてくる。慰めるような勇気づけるようなそれに、沈んでいた気持ちが少しずつ高揚してくる。――――彼はまだ、大丈夫。
「…でも、そのうち実力でアンタを現場から追い出してやるからな。覚悟してろよ」
 どちらからともなく唇が離れる頃には、俺の心は軽口が言えるほど回復していた。
「判った、判った。さ、もう寝るぞ」
 足元に丸まっていた毛布を引っ張り上げ、俺の背中を抱き込みながらスネークが笑う。誰かが背後にいるなんて以前の俺には我慢ならないことだったけれど。彼にそうされているととても安心で、ぐっすり眠ることが出来た。
汗と煙草の匂いに包まれて、心地よい疲労に段々と瞼が重くなってくる。最近では深い眠りに落ちることにもあまり、恐怖を感じなくなってきている。
 ――――この温もりがいつまでも、消えることのないように。
 早くも耳元に聞こえ始めた安らかな寝息を子守唄のように聞きながら、俺は祈るような気持ちで静かに目を閉じた。

 

 明け方にふと、目が覚めた。左腕に感じる軽い重みに、ちらりと目をやる。カーテンの隙間から入る早朝の仄灯りに照らされて、柔らかなプラチナブロンドが静かに、規則正しく息づいている。
 ああ――――そうだったな。
 彼がここに――――自分の腕の中にいることを、不思議に思う瞬間がある。
 穏やかに眠る雷電を起こさないように、スネークはそっとその頭を抱き寄せた。ほんの少しだけ。それから腰の辺りまで落ちてしまっている毛布を掛け直してやろうともう片方の手を伸ばし、白い肌に刻み込まれた数々の無機質な刺青に目を留めた。
 傷の無いところを探す方が難しい自分とは違って、銃創や火傷のあとどころか、シミ一つさえない白く滑らかな素肌。そこにまるで商品にバーコードを焼き付ける傲慢さで、『奴等』の所有の跡が一生消えない傷痕のように付けられているのが忌々しかった。
 この国に来てから――いや、両親を殺されソリダスに養われるようになってから、彼がずっとモルモット扱いされてきたことを、その刺青は物語っていた。
 コイツに比べれば、俺は随分とマシな人生を送ってきたのかもしれない。
 自分も殆ど実験材料のような扱いを受けてきたが、それでも周囲の人間には結構恵まれていた、と思う。色々な制約の中でも、自分に愛情を注いでくれる人達がいた。多少ヒネてはいても、やはり『正しいことの為に生きたい』と思える人間になれたのは、その人達のおかげだろう。
 スネークはそっと、指先でその黒い焼印をなぞった。常日頃は彼に「気にするな」と言い続けてきたが、出来ることならいつか、すべて消してやりたかった。この刺青の為だけにでも、奴等と戦う意味があると思った。
「ぅ…ん……なに?」
 雷電が少し身じろいで、だるそうに振り向いた。その顔は驚くほど無防備で、あどけない。まるでいとけない子供のようだ。
 恐らく雷電の自分への感情は単なる恋愛感情というより、自分を守ってくれる父親への思慕に近いのではないかと思う。朧げな記憶の中の育ての親――――ソリダスに似ていて、而も全く異なる存在。人殺しの仕方と悪夢しか与えてくれなかった男に唯一相対することの出来る『伝説の傭兵』への憧憬。
「いや……すまん、起こしたか? あんまり触り心地が良いんで、つい、な」
「また、そんなこと言って……」
 適当に誤魔化して肩口に軽く口付けると、雷電はぶつぶつ言いながらスネークの脇腹に額を擦りつけ、再び寝息を立て始めた。最近では夜中に魘されて飛び起きることも、眠りながら涙を流すことも少なくなったけれど。綺麗だとか可愛いとか可哀想だとか――守ってやりたいとか。言われるのを彼は嫌がるけれど。そして彼に対する生々しい肉欲も、確かに存在するけれど。
 毛布を掴み直して、剥き出しの肩までそっと掛けてやる。その上から、包み込むように抱きしめる。


 もし神様とやらがいるのなら。
 せめてコイツが奪われた子供時代を取り戻すまでは――――俺のこの手で守らせてくれ。
 出会っただけで御仕舞いなんて、ケチなことはしないでくれ。


 思わず抱きしめる腕に力が入ったらしく、雷電がぐずるように身を捩った。腕を緩めてぽんぽんと頭を軽く叩いてやると、くぅんと鼻を鳴らして、擦り寄ってくる。
 --- これで「『可愛い』って言うな」ってのが無理だよな。
 覚えず微笑みながら、プラチナの細糸に静かに指を絡め、その繊細な触感を楽しむ。柔らかな感触に、ゆっくりと瞼が下りてくる。


 これでも不器用なりに精一杯、大事にしてるつもりなんだ。


 スネークは抱きしめる腕にもう一度、ほんの少しだけ力を入れて雷電の髪に顔を埋めた。啓示のようにフワリと日向の匂いがして、彼は満足して目を閉じた。

 

 

 

はい、今回は「枯れた夫婦のような穏やかなセックス」がテーマでした。もひとつのテーマは心理描写。いつも犯りまくってるだけなので、「お互いこんなに愛しちゃってるのよん」ということで。相変わらずスーパーにイチャイチャなホモ夫婦ですな(^▽^;)。

しかし、MGS3のライコフちゃんは狙い過ぎよねぇ。ヴォルギンの部下で愛人で、アレのサイズで下っ端を認識してるなんて(ってことは科学者含め東棟の全員のチ○ポ喰いまくってるってことよね)。女に全く興味なしやし、モロにホンモノ様やん。
 せっかくそこまであざとい設定にするんなら、「軟膏をMAX持ってたら(あるいはそこまでに入手できる軟膏をすべて入手したら、とか)、ライコフをコマシて服をGET出来る」とかやって欲しかったですねぇ、どうせR指定なんだし。そしたら何十時間かけてもヤリコんで条件クリアします! エヴァに「あなたの方がチャンスがありそうね」とか言われて、「も、もしかしてライコフ犯れるのっ?」と、かなり期待しちゃったですよ、ええ。
しっかし大佐は笑えますね、ホントにライコフちゃんに惚れてたのかしらね。ツーショット写真のヴォルギンはヤニ下がってるけど、ライコフめっちゃ嫌そう(笑)。
「イワンの苦しみを知れ!」とか言われても、毎回ありったけの食料を食べさせ(どうせ捕まって取り上げられるからな)、後ろからそっと麻酔嗅がせて眠らせてるだけだよ〜? 確かに、寝てるライコフに色んなポーズ取らせてセミヌード写真を撮りまくりましたけどね(爆)。ヴォルギン戦でも「イ、イワン、お前なのか?!」って、目の前でマスク着けとるやんか! 何で騙されるねん!(笑) でも実はライコフ(攻)×ヴォルギン(受)で、ライコフのアレとテクニックにヴォルギンメロメロだったりして……うわ〜〜〜、笑えるけど見たくねぇ〜〜〜〜!!

 

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